ここでは、Apache(アパッチ)とは何かについてと、インストール、動作確認までを説明をしていきます。
※Apacheを理解する前にWEBサーバの概要と仕組みを理解する必要があります。
WEBサーバについては別記事【WEBサーバってなに!?】をご覧ください。
Apache(アパッチ)の概要
ApacheはWEBサーバ環境を構築するためのソフトウェアになります。
誰でも無償で利用できます。
Windows、Linux環境で動かすことができるので、例えば、自分のPCにインストールすることで、 自分のPCをWEBサーバ環境として動かすことができます。
前記事でWEBサーバとは何かについて説明しました。
では、実際WEBサーバってどうやって作るの?
そんな疑問をこの記事でApacheを使って解決していきたいと思います。
以下にWindowsでApacheを使う一番手鳥早い段取りを説明します。
ダウンロード・インストール手順
まずはApacheをインストールしてみましょう。
ここではWindowsでのインストール手順を紹介します。
上記リンクからApacheホームページへ行き、画面中部に上図のような英文があります。ここの赤枠をクリックします。
赤枠内"Windows for ~"をクリックします。
"Apache Lounge"をクリックします。
Window32bit版、64bit版のインストールZIPファイルがありますので選択します。
Apacheはzipファイルを任意のフォルダで展開すれば、インストール完了です。
Cドライブ直下に展開すれば、ディレクトリ設定の手間を省けるので、ここではCドライブ直下に展開します。
ZIPを展開してCドライブ直下に置きます。【C:/Apache 24】のフォルダ構成にします。
最後にサーバアドレスの設定をして終了です。
C:/Apache 24/conf/httpd.confで"server name"で検索します。
【ServerName localhost:80】に設定します。
以上でインストール手順は終了です。
起動手順・動作確認
次にApacheの起動手順を紹介します。
- コマンドプロンプトを管理者権限で起動する。
- "cd 【インストールしたフォルダパス】\ApacheXX\bin"と入力してApacheフォルダ配下の"bin"フォルダまで移動する。(XXの部分はApacheのバージョンによって変わります。例:Apache22)
- "httpd"と入力して、Enterを押す。これでApatchが起動します。
- WEBブラウザを起動して、アドレスバーに【http://localhost/】と入力してEnter キーを押す。
- WEBブラウザ上に"It works!"と出力された画面が表示されれば、Apacheは正常に起動しています。
【実行結果画面】
Apacheのインストール・起動手順は以上です。
ここでもう少し説明を加えておきます。
WEBサーバ(ここではApache)が起動(上記の"手順4")すると、 WEBブラウザを使ってWEBサーバにアクセスすることが出来ました。
(実際にはWEBサーバ上に配置されたHTMLファイルにアクセスし、 そのHTMLファイルがWEBブラウザに出力されているのです。)
今回は、Apacheのデフォルトで設定されている画面"It works!"が表示されていましたが、 本来の使い方は、Apacheが読み込みに行くフォルダに、 画面を出力するためのファイル(HTMLファイル)を置いてアクセスするのが一般的なWEBサーバの使い方です。
ここでHTMLという単語が出てきたので、今後、HTMLの説明も載せようと思います。